2021.04.12
SDGs目標達成は業種問わず避けては通れない課題になりました。
皆様が生活している中でも変化を感じる事があると思います。
↑一般の方が身近なEcoってこんな感じでしょうか。
エコバッグやMyボトルでも少なからずプラスチックは使用します。
紙は森林伐採で環境破壊するからペーパーレスにと言っていたのに紙ストロー?
なんとなく違和感を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本は国内で処理できないプラスチックを海外輸出していました。
現在はアジア圏中心に輸入禁止措置が取られ、輸出量はゼロではありませんが大幅に減少。
行き場を失った廃プラスチックは日本国内で処理を完結しなくてはなりません。
種類にもよりますがプラスチックは再生原料化をする事ができます。
こんなマークをご存知の方も多いと思います。
不要になったプラスチックから再生された証。
国内で廃プラスチックを再生し、再生製品を国内で循環させることはリサイクル体制を構築する為に重要になります。
a、ゴミとして捨てられたプラスチック
b、石油由来のバージン材だが品質ムラがありOG品(規格外)となった製品原料
答えはどちらも使われますが、bが多いことも事実です。
日本国内の樹脂製造メーカーでは廃棄物由来原料は好まれません。
ビニール袋や製品にした際に透明度が落ちたり、細かい黒点の様なものが混じります。
利用者が気にしなければ良いですが、現実は見栄えが悪ければ不採用になります。
もちろんコスト面でも石油由来のバージン材の方が低コストな事も、
再生原料が不採用になる大きな要因。
レジ袋やゴミ袋が廃棄物由来の再生原料で生産されれば、
結果としてループサイクルが国内で完結し、石油使用量が確実に減少します。
とはいえリサイクル生産工程におけるLCA(ライフサイクルアセスメント)も管理しなくてはなりません。
本当にEcoなのかは多面的に検証しなくてはなりません。
フォーメーションでは廃棄物分野から企業の環境取組をサポートしています。
表面的ではない持続可能な環境対策をご提案いたします。