2021.09.21
コットンは海を消す
買い物袋にエコバッグを利用することが当たり前になりました。
エコバッグの素材にコットンがありますが本当にサステナブルなのでしょうか?
綿花の栽培には大量の水が必要で、世界の綿の20%は中国・新疆ウイグル自治区で生産。
そこでウイグル人が受けている扱いが明らかになり世界的な問題になりました。
コットンの原料である綿花はインド/アメリカ/中国が主要生産国で、
日本はごく僅かの生産のみとなっています。
砂地に廃船がある不思議な光景は、カザフスタンとウズベキスタンにまたがる世界で4番目に大きい塩湖 アラル海。
コットン栽培によりほぼ消滅しました。
一枚のTシャツを作るのに2,700ℓの水を使用(浴槽14杯分程度)
綿花生産に大量の水を使用し、人が飲む水が無くなるケースも発生しています。
コットン製品が悪いのではなく、不必要に製品購入することで生産国へ多大な環境負荷をかけている事を理解しなくてはなりません。
コットン製バッグをリサイクルする際に問題になるロゴプリント。
プリントに使われる染め材の大半はポリ塩化ビニル(PVC)ベースのためリサイクル不可。
燃焼させると焼却炉に高塩素腐食で悪影響を起こします。
エコバッグとは言え、生産工程における環境負荷はビニール袋を超える物も多数。
大事なことは、
フォーメーションでは身近な環境問題への解決のお手伝いもしています。
サステナブルな事業活動や商品作りをご希望の方はご相談ください。