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廃棄物業界から人権問題を考える

2021.04.15

廃棄物業界から人権問題を考える

新疆綿から考える人権問題

世界的なアパレルメーカーが新疆綿の取扱を中止発表しました。

現時点では確固たる証拠は明確ではないにしろ疑義が生じているのは事実の様です。

綿だけでなく大手食品メーカーも新疆エリアからの原料調達を中止する報道もありました。

この問題は日本だけではなく国際問題に発展。

アパレルや食品だけではなく、廃棄物業界も無視はできません。

日本から輸出される廃棄物は年間300万t以上?

環境省による平成30年データによると日本の廃棄物輸出入実績は下記の通りです。

  • 日本から輸出量 約377万t
  • 日本への輸入量 約    1万t

環境省が把握できている数字なので、実態数字はもう少し多いと考えます。

皆様の身近な所ではプラスチック・中古衣料・古紙あたりでしょうか。

この3品目は主にアジア圏へ輸出されます。

確実に選別され再生原料として使える廃棄物も当然ありますが、

有害物質が含まれる使用済み電子機器や、

リユース目的と称し使用不可能な電子機器を輸出する偽装リユース品が横行。

この様なものは金属スクラップに混ぜこまりして輸出されています。

行き先はアジア圏の貧しい地域に投棄されるケースも。

ゴミは持ち帰りましょう

こんなフレーズはバーベキュー場や登山コースにもありますね。

理由は持ち込んだゴミは出先で捨てると迷惑だからという事ですが、

日本国内のゴミは大量に輸出されている。

その理由には、

  • 狭い国土だから
  • 国内では処理できないから
  • 最終処分場が逼迫しているから

確かに処理場や埋立処分場を設立しようとすれば、住民反対運動は確実にあるのも事実。

ゴミは処分して欲しいけど自分の近くでは嫌だ。

気持ちはわかりますが、自国のゴミは自国で完結することがSDGsの観点からも大事ではないでしょうか。

コミニケーションの大事さ

ゴミの事を考えているとワクワクするのは筆者だけでしょうが、

個人、企業問わず日々廃棄物は少なからず発生します。

フォーメーションでは国内完結型のリサイクル、処分を最優先。

そこには適正価格というものが存在しますが、

廃棄物業界では価格決定のプロセスがわかりづらいケースが多いのも事実。

お見積り段階からコスト内訳を明示し、排出企業様へ丁寧にご説明。

コストばかり優先し不適正処理、不法投棄は企業ブランドを毀損してしまいます。

廃棄物の事をフォーメーションと一度見直し、

持続可能な目標達成を目指しましょう!