2022.12.13
廃棄物を燃料化し燃やすことをサーマルリサイクルと呼びます。
世界的にはサーマルリカバリー(Thermal recovery)と呼ばれ、
熱回収の方法ではありますがリサイクルという言葉は利用できません。
日本はサーマル利用が多い為にリサイクル率が高いと批判を受けることも。
政府が定める「循環型社会形成推進基本法」では、
リデュースやリユースができない場合にサーマル利用をと記載されています。
分かりやすくするならば、
このようなイメージですので、
政府としてもサーマルリサイクルを積極推進しているわけではありません。
ではサーマルリサイクルと埋立処分どちらを選ぶべき?
簡単そうで奥深い問題である事をご存知ですか。
廃棄物を処理するだけなら破砕処理して埋立処分場に持っていくのが、
最も省エネルギーに処理できてしまいます。
しかしながら国内埋立処分場の残余年は約20年。
今まで以上に埋立てしまってはあっという間に最終処分場は満タンに。。
弊社では既存産廃処理状況を診断し最適なフロー再構築のサービスも展開しています。
その中で感じるのはサーマル利用できる産廃物を、
埋立処理されているケースが非常に多い事。
資源を輸入に頼る日本では廃棄物燃料は非常に有効な資源でもあります。
残余年20年ほどしか無い埋立処分場を守る為にも、
サーマル利用できるものは積極活用すべきと考えます。
忘れてはいけないのは、
リデュース>リユース>サーマル>埋立
フォーメーションでは排出企業様と共に廃棄物物性を分析し、
エリア+物量を加味し最適な処理フローご提案。
『ゼロ埋立処分』で企業価値向上に貢献します。